今回は私が長きにわたって行った地獄のような就職活動から教訓として得た、「仕事の見つけ方」についてお話しします。
就活生が陥ってしまいがちな負のループから抜け出すためにも、今一度しっかりと自分のこれまでの行動を見つめ直すことが必要です。
就活はなぜ必要なのか
就活は、将来の仕事を決定するために必要です。就活を通じて、自分に適した会社や職種を見つけることができ、自分自身のキャリアアイデアを明確にすることができます。また、企業側から見ると、人材を獲得するためにも必要であり、企業は新卒者にとってのキャリアアイデアを提供することができます。
「好きなことを仕事にする」は正しいか
まず、私が就活生時代にやってしまっていた失敗として、自身の過去の活動や性格から自分がやりたい仕事を予想してしまうというものがありました。
「自分はこう言った活動を良くしていて、これをしているときに幸せを感じるから、こういう仕事が向いているだろう。」という考え方です。
大半の就活生はこの考え方をしてしまいますが、読者の方の中にも心当たりのある方がいるのではないでしょうか。
しかし、「その仕事は本当にあなたのやりたい仕事なのか」「何年もその仕事やり続けたいのか」と聞かれた際に自信を持ってYESと言えるでしょうか?
「好きなこと = 好きな仕事」ではない
例えば、あなたが映画を見ることが好きで子供の頃から映画を何本も見て、監督や俳優などに着いて調べ上げ、将来は映画を制作する仕事がしたいと考えているとします。
しかし、映画制作はあなたにとって本当にやりたい仕事ではない可能性が高いです。
なぜならあなたは映画を”見る”ことが好きですが、”作る”ことが好きかどうかはまだわからないからです。
ではどうすれば良いのか、あなたは映画を作る事が好きかどうかはどうやったらわかるのか。
その方法はたった一つで、実際に映画を作るしかないのです。
気になることにチャレンジする重要性
自分が就きたい仕事を決める時にはまず、気になる仕事・これが良いのではと思う仕事を実際にやってみるのが1番の方法です。
もちろん職種にもよるとは思いますが、その仕事に近い環境や近い業務を経験することで、「あなたがその仕事を本当にやりたいのかどうか」「その仕事に向いているのか」などが分かってくるはずです。
先の例に出した「映画」であれば、スマホなど必要最低限のもので構いわないので、とりあえず自分で映画制作をやってみる。
撮影から編集、動画サイトに公開などを一通り自分でチャレンジしてください。
【まとめ】「やってみる」はメリットも多い
ひと昔前ならともかく、現在は誰でも簡単にインターンを探したり、必要なツールを手に入れる事ができるので、長期インターンや自宅などで実際の職場や職種を体験してみてください。
もしかしたら自分で始めた事が、そのまま上手くいって独立するきっかけになったり、何か大きな実績になったりするかもしれませんし、実際に就職活動においても「就きたい仕事に近い、こういった経験を自分でした結果、この仕事をしたいと思いました」という説得力のある志望動機が述べられるようになるはずです。
長々と企業の説明会を聞き、興味のあるかわからない説明会に行くよりは、実際にチャレンジしてみる方が、とても効率的で良いのではと思いませんか。