ソーシャルレンディングについて徹底解説
最近になってソーシャルレンディングというワードをよく聞くようになりました。
しかし、ソーシャルレンディングの意味がよくわからないという方やクラウドファンディングとの違いがわからないという方もいるのではないでしょうか?
今回はそんなソーシャルレンディングについて初心者の方向けに分かりやすく解説していきたいと思います。
WEBENUでは今話題のWEBサービスを紹介しています。本記事はソーシャルレンディングについての解説記事となります。
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ソーシャルレンディングとは
ソーシャルレンディングの定義がどのようなものなのか、まずは辞書で調べてみましょう。
ソーシャルレンディング
インターネットの標準技術を応用し、他のウェブサイトのソフトウエアシステムを呼び出して利用する仕組み。また、ネットで資金を集めて事業などに使う「クラウドファンディング」の一種。業者が不動産投資や自然エネルギー開発などを名目に資金を集め、投資や開発を手がける会社に貸し付ける。投資家には分配金が定期的に支払われ、一定期間後に元本を返すケースが多い。利回りが高めで、数万円と小口から投資できることで人気を集めた。
コトバンクより|https://kotobank.jp/
これだけでは何のことだか分かりにくいですが、簡単に言うと、資産運用でお金を増やしたい人とお金を借りたい企業のマッチングサービスのことです。別名、P2P金融やソーシャルファイナンスとも言います。
資産運用したい個人から事業者が資金を集め、その資金をまとめて企業に融資します。
実は、ソーシャルレンディングはクラウドファンディングの一種です。個人が投資や開発を手がける会社にお金を貸し付けるという仕組みから、クラウドファンディングに含まれます。
ソーシャルレンディングとクラウドファンディングとの違い
それではソーシャルレンディングとクラウドファンディングにはどのような違いがあるのか、ソーシャルレンディングがクラウドファンディングの一種とはどういうことか、解説していきたいと思います。
まずクラウドファンディングは下のようないくつかの種類に分けられます。
購入型クラウドファンディング
プロジェクトの立案者が起案したプロジェクトの物品またはサービスを支援者が購入、その購入したお金が支援として立案者に提供される
寄付型クラウドファンディング
プロジェクトの立案者が起案したプロジェクトに支援者が寄付する
金融型クラウドファンディング
プロジェクトの立案者/企業が起案したプロジェクトを支援者が支援し、そのリターンとして支援者がお金や株を受け取ることができる
上記の金融型クラウドファンディングはさらに3つに分かれており、そのうちの融資型クラウドファンディングというのが、ソーシャルレンディングにあたります。
金融型クラウドファンディングについてさらに紹介すると以下のようになります。
融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)
事業者が仲介し資産運用したい個人投資家から小口の資金を集め、大口化して借り手企業に融資する仕組みのクラウドファンディング
株式型クラウドファンディング
個人の起案者ではなく企業がおこなう資金調達の一つで、個人投資家へ未公開株を提供する代わりに資金を募る仕組みのクラウドファンディング
投資型クラウドファンディング
株式型と同じく企業がおこなう資金調達の一つで、特定の事業に対して個人投資家から出資を募る仕組みのクラウドファンディング
少しややこしいかもしれませんが、それぞれリターンや利回りなど異なる特徴があります。
ソーシャルレンディングはクラウドファンディングの中でも、金融型クラウドファンディングの融資型クラウドファンディングにあたるというのがソーシャルレンディングとクラウドファンディングの違いになりますね。
ソーシャルレンディングの事例
最後に、ソーシャルレンディングの事例について紹介していきます。
ソーシャルレンディングとして有名なサービスとしては以下のようなものがあります。
CAMPFIRE Owners
クラウドファンディングサービスを多数手掛けるCAMPFIREが運営するソーシャルレンディンサービス。予定利回りは1.5%〜8.0%(年率・税引前)で、一度投資すると運用期間が終わるまでほぼやることがないなどの特徴があります。
Funds
手数料0円で最低投資単位1円から始めることができる、利息でコツコツ資産を増やす資産運用サービスです。「Funds優待」があるファンドもあり、一部ファンドへの申込に抽選を実施するなどの特徴があります。
SBIソーシャルレンディング
SBIグループが運営する、ファンド運用実績No.1のソーシャルレンディングサービスで、1万円から投資可能や名目利回り2.5~10.0%、利益は毎月分配などの特徴があります。
maneo
2008年10月に提供を開始した、お金を借りたい人(借り手)と貸したい人(投資家)をマッチングする、日本で最初のソーシャルレンディングサービスです。成約手数料・事務手数料がゼロとなっており、申し込みも無料で簡単に行うことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はソーシャルレンディングの概要やクラウドファンディングとの違いについて、それぞれ説明してきました。
クラウドファンディングのサービスが増えてきていますが、クラウドファンディングの種類や意味についてしっかり理解した上で自身の仕事や生活に生かすことができると良いですね。
本記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
WEBENUでは引き続き、今話題のWEBサービスについてご紹介させていただきます。本記事が読者の皆様の参考になれば幸いです。