音声のソーシャルネットワークと言えばClubhouse(クラブハウス)という音声SNSを思い浮かべる方が多いと思います。
2021年になって一気に広まったClubhouseですが、実は他にも、Swell(スウェル)というサンフランシスコの音声会話に特化したアプリが存在するのはご存じでしょうか。
今回は、音声会話を中心にしたソーシャルネットワークアプリ「Swell」について詳しく解説をしていきたいと思います。
また、Clubhouse(クラブハウス)との違いなどについても見ていきます。
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Swellとはどんなアプリ?

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Swellは音声のみによるグループチャットやプライベートな会話だけでなく、短いポッドキャストのような「Swellcast(スウェルキャスト)」もサポートしています。
自由投稿型ではなく、Clubhouse風のコメントスレッドのようなものだと考えればわかりやすいかもしれません。ユーザーは公開した投稿をSwellcastのウェブサイト上の自分のページで宣伝することができます。
Swellとclubhouseの違いとは?
clubhouseでの会話はすべてアーカイブされずにリアルタイムで行われます。つまり、ライブで聞かなければすべて聞き逃してしまうという特徴があります。
一方、Swellは非同期のコメントに焦点を当てたものになっており、ユーザーは5分間以内の独立したオーディオクリップを投稿して他のユーザーは自分の好きな時にそれを聞いたり、自分のオーディオレスポンスを残したりすることができます。
Swellはどうやって使うの?
このアプリはandroid、iOSの双方に対応をしており、現在はスマートフォンに無料でダウンロードすることが可能です。収益化については広告の導入はしておらず、フォロワーに対して課金するシステムやアプリ内で追加ツールを使用できる有料プレミアム・アカウントの作成など将来的に考えているようです。
また、Swellは広告を使ったビジネスは一切行わずにプレミアムツールやSwellcastへの課金で収益を上げるということを決意しています。
Swellの特徴

ユーザーは最長で5分間までの音声収録をすることが可能であり、収録された音声ファイルは自身のプロフィール上に投稿することができます。
配信内容は、自身のポッドキャストの宣伝や映画やゲームのレビュー、ブログのような今朝自分がしたことだったりとユーザーによって様々です。それぞれの投稿に対し、フォロワーが音声によるレスポンスを投稿します。
リツイートと同じ機能である「リスゥエル」をすることも可能となっています。音声ファイル以外にもリンクを貼ったり、文字を書き込むこともできます。音声版のツイッターのようなイメージで利用が可能です。
Swellと普通のSNSとの違いは?
既存の文字ベースであるSNSとの違いとして、音声の方がより自分の感情を伝えやすいという点が挙げられます。ユーザーは他のユーザーとのつながりをより強く感じることができるでしょう。
また、グループチャットやプライベートでの音声会話も可能です。更にアプリ上に音声ファイルが残るので記録が残らない音声ライブ配信上で問題となっているヘイトスピーチであったり、ハラスメントだったりの不適切なコンテンツに対処することが出来る点など、品質管理の面から見ても優れています。
Swellの運営はどこがやっているの?

Swellの運営は、Sudha Varadarajan(スダ・バラダラジャン)氏とArish Ali(アリシュ・アリ)氏の夫妻により運営されています。過去には、Eコマース企業のSkava(スカヴァ)を設立して後にinfosys(インフォシス)に売却した経験を持っています。
SwellのCEOを務めるバラダラジャン氏はこのアプリについての特別な機材や本格的な制作作業を必要とせず、ユーザーが何でも話すことができるというオーディオコンテンツ制作の「民主化」を目指す試みです。
そしてこのアプリはClubhouseを意識したものではなく、偏向性が高まり本物の会話が少なくなっているソーシャルメディアに対する全般的な解毒剤のようなものとして作られたとバラダラジャン氏は述べています。
バラダラジャン氏は投稿が残ることによりリスナーが容易に追いつけるようになるだけではなく、会話の質も向上すると考えています。
その他の注目すべき音声サービス

ここまで、音声サービス「Swell」の特徴について説明してきましたが、最後に「Swell」以外の注目の音声サービスについてご紹介したいと思います。
stand.fm
stand.fmは、ラジオのような音声放送を、いつでもどこでも気軽に配信できるプラットフォームです。2020年にサービスが開始され、同年10月現在、月間利用者数はWebとアプリの合計で 100万人を超え、急成長しています。
Clubhouse
Clubhouseは2020年にアメリカで創業した、サンフランシスコに拠点を持つ「Alpha Exploration」が2020年3月に公開した音声SNSです。日本では2021年に流行し、Clubhouseをきっかけに多くのユーザーが音声配信を行うようになりました。
Dabel
Dabel(ダベル)とは、Clubhouse(クラブハウス)に先駆けること1年、2019年1月に公開された友達と声で出会える音声コミュニケーションアプリです。サービス名は、日本語の「駄弁る」をもじって名付けられています。
ZATSUDAN
ZATSUDANとはホリエモンが仕掛ける新しい音声型プラットフォームで、ビジネスの話題を中心に様々な分野で活躍するプロフェッショナル同士の雑談を専用のアプリ上で楽しむことのできるアプリです。
Spoon
Spoonとは、株式会社Spoon Radio Japanが運営する音声配信アプリです。ラジオの様な感覚で視聴が可能で「CAST」という録音配信機能が用意されています。
【まとめ】swellには今後更なる高まりが期待されている

swellはまだまだ始まったばかりの新しいサービスですが、最近になって音声SNSへの期待が高まっていることから、今後さらにユーザーが増えると思われます。UXや機能もどんどん改善されていくことで日本でもClubhouseのようなブームを生む可能性は十分にあります。
音声SNSのサービスは続々と新しいものが公開されており、どれが人気のサービスになるかは現時点では誰もわかりません。この記事を読んでいる読者の皆様も、気になる音声サービスがあれば是非一度使ってみてください。
最後まで本記事をご覧いただきありがとうございました。
【参考元】