いまアメリカで若者を中心に話題の投資アプリ「ロビンフッド」。ゲームストップ株の規制や新規株式公開(IPO)など日本国内でも連日、絶えず新しいニュースが取り上げられるなど注目を集めています。
今回はそんな「ロビンフッド」について、どのようなサービスなのかその特徴やメリットなどについて詳しく取り上げていきたいと思います。
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投資アプリ「ロビンフッド」とは?

ロビンフッドは、若い世代を中心に人気なアメリカのフィンテック企業などが提供する投資アプリで、ロビンフッドを利用する人は「ロビンフッダー」と呼ばれています。
ロビンフッドではゲーム感覚で株を売買することができ、単位未満株を1ドルからでも投資が可能です。売買手数料無料、コロナの影響もあり人気がさらに拡大し、ユーザー数は今や1300万人超となっています。過去には取引が集中したためか一時取引制限を設けるなどもありました。
そんなロビンフッドもバイジュ・バットとウラジミール・テネフが共同設立した初期の頃は、手数料を7~10ドル徴収していました。月日が経つにつれ、仮想通貨の取引も始めて株式取引と同じように手数料無料となっています。
なぜ手数料が無料なのか?
ロビンフッドにはロビンフッド・ゴールドオプションという有料プランが用意されており、口座残高に応じた毎月6ドル~15ドルの会費を支払う代わりに、入金確認期間が無くなる他、口座残高に対して最大2倍の信用取引が可能になるなどの機能が利用可能なプランとなっています。
こちらの有料プランが主な収入源となっているため、取引の手数料が無料となっているのです。
ロビンフッド社について

爆発的な人気があり、証券会社の常識を超えたロビンフッドは現在のところ非上場会社です。しかし、新規株式公開に向け自社株を一部のユーザーに直接売却することを検討しているとしています。
また、今年の第一四半期には株式公開を目指しているということです。ロビンフッドが株式上場するとなると急騰する恐れもあり、株式市場は大混乱することも予想されます。
「メリット」と「デメリット」を比較

メリット
- 気難しい操作や画面ではないため気軽に始めることができる
- 売買の手数料が無料
簡単に操作ができる手軽さ、売買手数料の無料がロビンフッドの一番の特徴と言えます。投資をしたことがなかったり、投資を嫌煙していた人も気軽に始めることができます。
デメリット
- 投資に関して知識が乏しいと損益を出す可能性が高い
- 1日の値幅制限がないのと話題のアプリということで価格が乱高下しやすくリスクが高い
投資を始めるハードルが下がる分、リスクが低くないというのがデメリットとなります。投資に対して知識がない人が多いと思われるロビンフッダーは、トレンドが流れに流されやすく損をしてしまう可能性も高いです。
ギャンブルだと思っていたり、遊んで利用しているようでは後々大変なことになってしまう可能性もあります。
ロビンフッドの日本での提供について

ロビンフッドは現在のところ日本ではサービス提供がされておらず、アメリカでのみ利用が可能となっています。ロビンフッドが日本に上陸するのは未定となっており、株式市場に上場する準備を進めていることもあり、手が回らないのではとの声もあります。
また、日本でもいくつか手数料無料で取引することができる証券会社もありますので、ロビンフッドが日本で利用可能になった際に、アメリカのように普及するかどうかは未知数です。
今のところアメリカ株のみ銘柄を取り扱っていますので、日本に上陸しても日本で取引したいと思うのかどうかについても難しいところです。
ロビンフッドは危険?

過去に、ロビンフッドのオプション取引で日本円約8000万円の巨額損失を出したと思い込み、自殺する事件がありました。
実際には大損をしておらず、オプション取引を正しく理解せず勘違いしたことが原因とされています。
つまり、株式投資について知識が乏しい人でも簡単にゲーム感覚で利用でき、手数料も無料のため、このような事件に発展してしまう引き金にもなるということです。
ロビンフッド自体が危険という訳ではありませんが、ある程度の知識を持って取引に望まなければ取り返しのつかないことになってしまう可能性があるということです。
ロビンフッドに始まる「投資アプリ」の良さとは?

ロビンフッドはとても使いやすい投資サービスとして人気があるとご紹介しましたが、続いてはそんなロビンフッドに始まる投資アプリには、「どのような良さがあるのか」について見ていきたいと思います。普通の投資webサイトや電話注文などと違いどのような点が便利なのかご紹介します。
圧倒的な「使いやすさ」と「スピード」
投資アプリの場合はほとんどの場合、使いやすさを強く追求しているため実際に投資するまでに時間がかからない他、操作方法が単純になっているためスピードを求められる投資を行う際にとても便利だと言えます。
また、投資アプリの場合は操作に面倒がないため、いざ投資をしようと思ってから「重い腰を上げなければ…」と言うこともなくスムーズに取引ができます。
他にも、電話注文の場合は電話が混み合っていたり場合に遅くなったり、オペレーターとの通話はマニュアル化しているため、やはりアプリでの操作の方が早い傾向にあります。
さらにアプリなのでスマホにダウンロードしていつでもポケットなど片手間に持ち運び、ネット環境が使える状態であればいつでも確認や取引が可能です。
国内の大手証券会社
日本国内でロビンフッドを利用することはできませんが、国内のロビンフッドのように使いやすく手数料の安いものをご紹介します。
今回は、手数料はトップレベルの大手ネット証券と言われている会社のみ、ご紹介します。また、アプリとして使いやすい証券についてもご紹介します。
SBI証券

SBIホールディングス傘下の証券会社です。IPOの取扱銘柄数はトップで、株取引をするごとにTポイントを貯めることができます。
取引料金は、現物取引の1日定額制100万円まで無料、信用取引の1日定額制100万円まで無料となっています。
楽天証券

お馴染み楽天グループが運営する証券です。楽天銀行の口座を開設し楽天証券の出入金口座と連携することで、取引件数や預金する金額による楽天ポイントが付与されます。
取引初心者の方にも分かりやすい操作画面で、専門用語の解説もついていることなどもあり、初心者の方におすすめです。
取引料金は、現物取引の1日定額制100万円まで無料、信用取引の1日定額制100万円まで無料となっています。
松井証券

株・投資信託・先物取引・FX・NISAなどの豊富な投資サービスを取り扱うネット証券会社です。創業100年を超える老舗の証券のため信頼性があります。
サポートが手厚くウェブサイトや電話でのお問い合わせはもちろんのこと、コールセンターはフリーダイヤルで利用できます。
取引料金は、現物取引の1日定額制50万円まで無料となっています。
auカブコム証券

三菱UFJフィナンシャルグループの証券会社で、システムを完全に内政化していることによりシステム障害やサイバー攻撃から強いというのが大きな特徴です。
取引料金は、信用取引1約定制500万円まで無料、信用取引の1日定額制500万円以内無料となっています。
LINE証券

LINEが提供しているサービスで、LINEアプリをダウンロードしていれば誰でも簡単に使うことができます。
アプリとしての使いやすさは国内でもトップレベル、見やすさも取引のしやすさもユーザビリティがとても高く、まさしくロビンフッドに近い投資アプリと言えます。
口座開設も最短で3分で可能で、単元未満株も購入することができます。
SBIネオモバイル証券

SBIネオモバイル証券はTポイントも併用して取引に使うことができ、1株500円から購入できるようになっています。
また、株式投資初心者にもおすすめすることができる「ネオW」は、1週間後の日経平均を「上まわる」「変わらず」「下まわる」3つの選択肢から選択することで予測通りであれば購入金額が最大で2倍にすることができます。ユーザビリティも高く面白さも備えた投資アプリです。
取引料金は、信用取引の1日定額制500万円以内無料となっています。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はいまアメリカで話題の投資アプリ、「ロビンフッド」についてご紹介しました。アメリカでは日本に比べてお金に対する教養が高く、投資に対しての積極性も高いと言われているので、ロビンフッドのように投資アプリが若者を中心に普及しやすいと考えられます。
日本でも使いやすい投資アプリなどが多く登場してきていますが、アメリカほど話題にならないのはこういった投資に対する意識の違いなのかもしれません。