Airbnbやスペースマーケットなどのスペース(空間)シェアリングサービスが、最近の日本で多くのユーザーに利用されていることはもはや言うまでもないことだと思います。
そんなスペースシェアのサービスの中でも、日本発の荷物や物を預けることに特化したサービスがあるのをご存知でしょうか?
他の宿泊型のスペースシェアとは異なり、借りる側は手軽に荷物を預けることができ、貸し出す側は小さなスペースでも利用することができたりと少し変わったサービスです。
今回はそんな物置シェアサービス「モノオク」というサービスについて、モノオクとはどんなサービスなのか、特徴や使い方、口コミ・評判や料金などの様々な情報を、読者の皆さんに分かりやすく解説していきたいと思います。
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「モノオク」とは?

モノオクは、モノオク株式会社が運営する、個人間の物置きシェアサービスです。
荷物の保管場所を探している人と余ったスペースを有効活用したい人をつなぐマッチングサービスで、モノオクでは前者を「ユーザー」後者を「ホスト」と呼びます。
2015年12月にβ版が開発され、半年以上の運用テストを経て2017年3月に「monooQ」として正式版がリリースされました。その後、2018年にサービスがリニューアルされ現在のサービスの形となっています。
「モノオク」の特徴

続いて、モノオクの特徴についてご説明していきたいと思います。
モノオクでは、ちょっとしたスペースを貸し出して収入を増やしたり、いつでもスペースを借りてトランクルームような他の荷物預かりサービスよりも安く利用したりすることができます。
ホスト側は、2畳ほどのスペースや押入れなどの小さなスペースから車庫のような大きなスペースまで幅広いスペースを貸し出すことが可能です。
また、モノオクでは、ゲストとホストそれぞれが安心して利用できるように三井住友海上と協力した「あんしん荷物補償サービス」が用意されています。
モノオクのサービス内で成立したすべての取引に自動で適用され、加入の手続きや保険料の支払いは一切必要ありません。
万が一、トラブルが起きた場合でも最大10万円(免責金額3,000円)までの補償が提供されているので安心して取引を行うことができます。
「モノオク」は稼げる?ホストとして副業で稼ぐには?

「モノオク」で稼ぐためのポイント
モノオクは、荷物を預けたい人(ゲスト)と、空きスペースを提供する人(ホスト)をマッチングするサービスです。ホストは、自宅の空き部屋や倉庫などを貸し出すことで、収入を得ることができます。
まずは、モノオクで稼ぐためのポイントをご紹介します。
- アクセスの良い場所にスペースを用意する
- 広いスペースを用意する
- 清潔なスペースを用意する
- 荷物の取り扱いに注意する
これらのポイントを押さえることで、より多くのゲストから利用され、収入を増やすことができます。モノオクでは、初期費用やランニングコストがかかりません。また、スマートフォンがあれば簡単に始めることができます。
以下は、モノオクで稼いでいる人の例です。
- 自宅の空き部屋を貸し出し月10万円
- 所有している倉庫を貸し出し月5万円
- 駐車場を貸し出し月3万円
これらの例からも、モノオクで稼ぐことは十分に可能であることがわかります。副業として、モノオクを利用してみてはいかがでしょうか。
「モノオク」で稼げない人の特徴
一方で、モノオクを使っても稼げないという方の声も多く耳にします。モノオクで稼げない人の特徴として、以下のようなものがあります。
- そもそも空きスペースが小さい
- 空きスペースがあっても、需要が少ない場所にある
- 空きスペースがあっても、清潔で安全な状態に保っていない
- 空きスペースを効果的に宣伝していない
- 空きスペースの価格設定が適切でない
- ユーザーとのコミュニケーションがうまくいっていない
モノオクで稼ぐためには、空きスペースを有効活用し、ユーザーに喜んでもらえるようなサービスを提供することが重要です。いま一度、スペースの内容やサービスを見直してみると良いでしょう。
「モノオク」の使い方

次に、モノオクの使い方について解説していきます。
モノオクはアプリのダウンロード後、プランに登録していればすぐにクラスを探して再生、利用を始めることができます。
モノオクの利用の流れは以下の通りとなっています。
ユーザー情報の登録
- 以下の「公式サイトはこちら」をクリック
- 遷移先の公式サイト「新規登録」よりユーザー情報を入力
- 「保管スペースを借りて荷物を預けたい」「保管スペースを貸して荷物を預かりたい」のどちらかを選ぶ
ユーザー情報を登録した後の流れについては、ユーザーとホストのそれぞれで利用の流れが異なります。
それぞれの流れや必要な情報などについては以下の通りです。
保管スペースを借りて荷物を預ける場合(ユーザー)
- スペースを検索して、気になるスペースを見つける
- 「このホストに相談する」より、ホストに預けたい荷物の内容や利用期間などを相談する
- メッセージで疑問や悩み、連絡事項などを連絡
- 利用開始日になったらホストのスペースへ荷物を運び入れる
- (延長する場合は、ホストに相談し延長契約を結ぶ)
- 利用終了日になったら荷物を引き取り終了
保管スペースを貸して荷物を預かりたい(ホスト)
- マイページの「スペースの新規登録」からスペース情報を入力
- リクエストが来たらゲストと相談する
- 見積もりを作成して支払いを待つ
- ゲストの荷物の受け入れと保管、引き取りの対応をする
- 売上の振込申請をして売上を受け取る
ホスト側で入力が必要なスペース情報
所在地、スペースのタイトル、スペースの写真、スペースの紹介文、スペースで預かれる荷物、受け取り方法、対応できる曜日や時間帯、スペースの料金
「モノオク」の料金

続いて、モノオクの料金について解説していきたいと思います。
モノオクのサービス利用自体はユーザー側とホスト側共に無料となっていますが、取引が成立するとホストの売上に対してサービス手数料として決済金額の30%をモノオクが回収する仕組みとなっています。
スペースの料金はホスト側が自由に設定することが可能で、地域やスペースの広さ・高さにより料金相場は変わって来ますが、一畳あたり毎月5,000〜7,000円程度で設定するホストが多く、ホストによっては1,0000円以上の金額設定の場合もあります。
キャンセルについて
また、ゲスト側が契約後に利用をキャンセルした場合は、利用開始日までの日数に応じてキャンセル料が発生します。キャンセル料については以下の通りの金額設定となっています。
- 利用開始日から15日以上前のキャンセル:なし
- 利用開始日から8日〜14日前までのキャンセル:お支払い金額の25%
- 利用開始日から4日〜7日前までのキャンセル:お支払い金額の50%
- 利用開始日以降及び開始日から3日前までのキャンセル:全額
「モノオク」の口コミ・評判

次は、モノオクの評判について見ていきたいと思います。
モノオクの口コミや評判についてはまだあまり多くないですが、ネットやSNSでいくつかの口コミを見つけることができました。
主に料金の部分で、荷物を安く預けることができるという点やお小遣い稼ぎができる点などに魅力を感じているユーザーが多く、副業の一環として貸し出しをしているユーザーも多く見かけられました。
「モノオク」利用者の声
良い評判
- トランクルームなどよりも安く預けることができる
- モノオクのチャットや配達を使えばプライバシーが守られる
- ちょうど良い副業やお金稼ぎになる
悪い評判
- 相手がどんな人か分からないので取引の相手を見極めないといけない
- 荷物を預かる際に部屋に傷がついた「
Twitterの口コミを一部紹介!
#モノオク 使ってみた感想
— 大幸由依 │ アーユルヴェーダカウンセラー (@daipippi) October 7, 2019
*良かった点
・トランクルームより安い→2畳で1ヶ月5000円程
・モノオク内メッセでやりとりの為プライバシーも守れる
*不安点
・相手がどんな方か分からない
・メッセージのレスが遅いと不安
→やり取りが丁寧かの見極めは大事かも
⇒費用を抑えたかった私には良かった!
余ってる部屋をモノオクで貸しているのだけど、割と途切れず中長期のお客さんがついていて、大した手間なくお小遣い程度にはなって悪くない感じ。
— うめざわ (@umezawawa_) April 15, 2021
とはいえ一部屋分の住宅ローンより余裕で安いから投資としては成り立たないけれど😅
ネット上の口コミを紹介!
ホストの登録は簡単なので空いている部屋があれば是非登録してみて下さい。部屋だけでなく、クローゼットや押し入れなど空いている空間であれば登録可能です。比較的単価が高く、一度契約すればやることは一切ないので副業としてはオススメです。
モノオクで実際に得た収入公開!貸してみて分かった真実とは?
ツイッターなどでは鋭い意見もある、るってぃさんですが、実際に会ってみるとめっちゃ良い人でした。こんな感じでモノを倉庫に預ける人との交流や、実際に会って話すのってモノオクの魅力。もちろん宅配便で配送してサクッと終わらせるのもありです。
モノオク実際に使ってみた。簡単に家が綺麗に、副業に。プロ無職るってぃに荷物預けてみた
「モノオク」でトラブルはある?実際に起こった例は?
モノオクは、空きスペースを貸し借りできるサービスです。そのため、トラブルが起こる可能性はゼロではありません。しかし、モノオクでは、トラブルを防ぐための対策を講じています。例えば、荷物に対する補償サービスを提供しています。また、利用者同士のトラブルを解決するためのサポート体制も充実しています。
運営側でトラブル対策を行なっているとはいえ、トラブルを完全に防ぐことはできません。そのため、モノオクを利用する場合には、利用者側でトラブルを防ぐための対策を講じることが重要です。
モノオクを利用することで起こりうるトラブルには、以下のようなものがあります。
荷物が盗まれる
モノオクは、空きスペースを貸し借りできるサービスです。そのため、荷物が盗まれる可能性があります。荷物が盗まれないようにするためには、荷物を保管する場所を慎重に選ぶことが重要です。また、荷物を保管する前に、荷物の状態を写真に撮っておくと、盗難の証拠になります。
荷物が破損する
モノオクでは、荷物を保管する際に、保険に加入することができます。しかし、保険に加入していても、荷物が破損する可能性があります。荷物が破損するリスクを減らすためには、荷物を保管する際に、荷物を丁寧に扱うことが重要です。
荷物が紛失する
モノオクでは、荷物を保管する際に、荷物にバーコードを貼り付けます。バーコードを貼り付けることで、荷物が紛失するリスクを減らすことができます。しかし、荷物が紛失する可能性はゼロではありません。荷物が紛失するリスクを減らすためには、荷物を保管する際に、荷物の場所を覚えておくことが重要です。
利用者同士のトラブル
モノオクでは、利用者同士がトラブルになる可能性があります。利用者同士のトラブルを防ぐためには、利用規約をよく読むことが重要です。また、利用規約に違反する行為をしないことも重要です。
実際に以上のようなトラブルが起こったケースも存在します。このようなトラブルを未然に防ぐためにも、以下の対策を講じるようにしましょう。
- 荷物を保管する場所を慎重に選ぶ
- 荷物を保管する前に、荷物の状態を写真に撮る
- 荷物を保管する際に、保険に加入する
- 利用者同士のトラブルを防ぐために、利用規約をよく読む
モノオクを利用することで、トランクルームよりも安く、手間をかけずに荷物を保管することができます。しかし、トラブルが起きる可能性はゼロではありません。利用の際には、トラブルが起きないためにも以上のような対策を行う必要があることを覚えておきましょう。
「モノオク」の運営会社

最後に、モノオクの運営会社について見ていきたいと思います。
モノオクの運営会社は、モノオク株式会社(代表者:阿部 祐一)です。設立は2015年4月で、東京都の渋谷区にオフィスを構えています。
モノオク株式会社は、以前は「Libtown株式会社」という社名でしたが、2018年3月にサービスをリニューアルに合わせて社名を現在のモノオク株式会社に変更しました。
モノオクのサービス誕生の背景について、モノオク株式会社は以下のように公表しています。
Libtown代表の阿部が、「トランクルームは値段が高く空いていない」という理由で家電の置き場所に困っている知人から数日間荷物を預かったことがきっかけです。Airbnbでホストをしていた際に出会った旅行者も荷物の預け場所に困っていたことを思い出し、荷物を預けたい人の需要に対し荷物を預けられる場所は意外と少ないと考え『monooQ』の開発をスタートさせました。
物置きシェアリングサービス『monooQ』、格安IOTロッカーSPACERと提携。ベータでのテスト運用開始。が可能に。
【まとめ】モノオクを使ってスペースをスマートに使おう!

いかがでしたでしょうか。今回は、モノを置きたい人とスペースを貸したい人のスペースシェアリングサービス「モノオク」というサービスについて紹介しました。
Airbnbのようなサービスとは異なり、荷物を預けることができるまたは小さなスペースを貸し出すことができるという点でモノオクはとても便利なサービスですので、この機会に是非一度、モノオクを使ってスペースをレンタルor貸し出してみてはいかがでしょうか。
本記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
【参考記事・文献】
物置きのシェアサービス『モノオク』、サービスをフルリニューアルし提供開始。さらに簡単に個人間での物置きのシェアが可能に。