Dispo(ディスポ)について

皆さんはDispo(ディスポ)という言葉を聞いたことがありますか?Dispo(ディスポ)とは、今年になってから人気急上昇中の写真SNSです。写真SNSと聞けばInstagramなどのアプリを思いつく方も多いはずです。
今回はそんなDispo(ディスポ)について、その特徴や概要についてご紹介していきたいと思います。
スポンサーリンク
– 「こだわり」が収入になる! インスタグラムの新しい発信メソッド (DOBOOKS)– Instagramでビジネスを変える最強の思考法
– 8割の人が副業月収3万円未満なのに好きなことだけして月収100万円稼いだサラリーマンが教える本気の副業術
Dispo(ディスポ)とは?

Dispo(ディスポ)は、SNSの中でも「写真SNS」と呼ばれ、既存の人気アプリだとInstagram(インスタグラム)と似た存在となります。Dispo(ディスポ)は、スロバキア出身の人気YouTuberであるDavid Dobrik(デビッド・ドブリック)さんが開発したアプリです。
David Dobrik(デビッド・ドブリック)さんはチャンネル登録者数1880万人を超える超人気YouTuberで、ひと昔前に流行ったVine(ヴァイン)からYouTubeに転身して人気を博している24歳の男性クリエイターです。
David Dobrik(デビッド・ドブリック)さんがリリースしたDispo(ディスポ)は、Twitterを中心に流行が始まり、最近話題となっているClubhouse(クラブハウス)と同時に人気が爆発しています。
Dispo(ディスポ)が作られた背景

アプリの開発者である、David Dobrik(デビッド・ドブリック)さんは、YouTuberであることに加え、有名なインスタグラマーでもあります。
現代版の使い捨てカメラ!?
“Davidsdisposable”というInstagramアカウントに「使い捨てカメラで撮った写真のみをアップする」という投稿を続けており、現在では300万人以上のフォロワーがいます。
この後詳しく解説しますが、実はこの「使い捨てカメラ」という部分が重要なポイントとなっており、Dispo(ディスポ)は「現代版使い捨てカメラ」と呼ぶことができます。
今ではスマートフォンや高性能カメラが流通し、利便性が大きく向上しました。そんな中、ひと昔前に大流行していた「使い捨てカメラ」の人気特徴が若者世代にヒットし、人気が再沸騰しているのです。
Dispo(ディスポ)というアプリ名の由来

Dispo(ディスポ)というのはdisposableの略を意味しており、disposableには「使い捨て」という意味があります。「使い捨てカメラ」はdisposable cameraなので、それに通ずる名前として付けられているのが、Dispo(ディスポ)ということになります。
Dispo(ディスポ)の特徴

Dispo(ディスポ)の特徴は「使い捨てカメラ」の機能と似ていることであると説明しましたが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか。ただ写真を撮るだけではない、Dispo(ディスポ)の特徴を順番に紹介していきます。
①撮った写真が翌日9時まで見られない
Dispo(ディスポ)では、撮影した写真を翌日の9時まで見ることができません。この部分に「使い捨てカメラ」と似通った部分があります。
スマートフォンのカメラで撮影した写真は写真フォルダなどから簡単に確認することが可能ですが、Dispo(ディスポ)で撮った写真は翌日まで見ることができません。
②撮った写真を友人と専用のフォルダで共有できる
撮影した写真は友人や家族と「roll」と呼ばれる共有のフォルダに保存しておくことができます。現在では、LINEなどのアプリやアップル製品だとエアドロップを利用してその場で共有することができますが、Dispo(ディスポ)の場合は、翌日なってお互いが別々の場所にいる状態で共有することになります。
あらかじめ、「今日の写真はこのフォルダに保存しておこう!」と相談しておくことで、思い出を別々の場所で共有することができます。
③招待制のアプリなので誰でも利用できるわけではない(撤廃済み)
Dispo(ディスポ)はクラブハウスなどと同様、招待制のアプリとなっており、既に利用している人から招待URLを貰わないとアプリを使うことができません。1人が招待できる人数は20人となっており、比較的人数が多く設定されています。
2021年3月10日に招待制が撤廃され、Dispoは誰でも利用が可能となりました。理由は現在のところ明らかとなっていませんが、もともと招待可能な人数が20人と多く設定されており、ある程度ユーザーのデータが集まりサービス改善ができたことで必要では無くなったのではないかと考えます。
④撮った写真が「使い捨てカメラ」っぽくなる
Dispo(ディスポ)で撮影した写真は「使い捨てカメラ(インスタントカメラ)」で撮影したような写りになります。
David Dobrik(デビッド・ドブリック)さんの計らいでこのようなエフェクトがかかっていると推察されます。すぐに写真が確認できないことだけではなく、撮影した写真も使い捨てカメラに似せているのです。
また、4K対応のスマートフォンで撮影しても、画質が少し荒くなります。この部分も使い捨てカメラの機能に似たところがあります。David Dobrik(デビッド・ドブリック)さんの思い入れや徹底ぶりが垣間見える機能になっているのです。
⑤写真フォルダからアップロードすることはできない
Dispo(ディスポ)にはスマートフォンの写真フォルダから写真をアップロードする機能はありません。
あくまで、Dispo(ディスポ)アプリで撮影した写真のみを利用して楽しむことが目的のアプリ仕様になっています。
⑥ダイレクトメッセージ機能(DM)がない
Dispo(ディスポ)に似たサービスにはInstagram(インスタグラム)があり、Instagram(インスタグラム)ではダイレクトメッセージ(DM)と呼ばれるメッセージをやり取りする機能を利用することができます。
しかし、Dispo(ディスポ)にはダイレクトメッセージでやり取りする機能は付属していません。あくまで「使い捨てカメラ」の仕様にこだわっており、それ以外のシステムは極力削ったことがうかがえます。
⑦β版のみの提供(正式版提供済み)
Dispo(ディスポ)は、現在(記事更新時点)はβ版のみの提供となっています。ベータ版のリリースは2021年5月までということで、その後正式版のアプリが公開されるものとみられます。
一部のユーザーからは「既にベータ版の配信予定数を超えておりインストールできない」との声も上がっており、人気を裏付けるかのようなベータ版でのダウンロード数となっているようです。
つまり、Dispo(ディスポ)を使ってみたいと考える全ての人が利用できるのは、正式版のリリースまでお預けという形になってしまいます。
日本では2021年2月14日のバレンタインデーに人気が爆発し、ベータ版の可能人数である1万人を超えてしまったとの報告もあります。
2021年3月11日より日本において正式版を公開する事がNewsPickの取材で明らかとなっています。
以前からDispoの日本における反響は大きく、Dispo側の日本のユーザーに対するコメントも見られていたことからも、Dispoが日本に期待を寄せていたことがわかります。
Dispo(ディスポ)公式Twitterの「有り難う」とは?
Dispo(ディスポ)のTwitterにはこのような投稿もみられます。「有り難う」を日本語にしているので目に留まったユーザーも多いかもしれません。
“After the embrace of our Japanese community overnight, the TestFlight is now full. Arigato 有り難う We apologize to those with invites…hang tight. Updates soon”
(日本のユーザーが一夜にして満員になりました。招待してくれた皆さん、ありがとう。今後のアップデートにご期待を)<一部意訳>
Dispo(ディスポ)の使い方

次に、Dispo(ディスポ)の使い方についてご紹介していきます。
Dispo(ディスポ)は現時点ではiOSのみでの配信となっているため、以下のリンク先のApp Storeから公式アプリをダウンロードしましょう。
アプリのダウンロード後、AppleID/Snapchat/電話番号などで新規登録・ログインを行います。
カメラ画面の操作方法
アプリにログインすると、以下のようなカメラの画面が表示されます。
右側の大きな丸い部分が「シャッターボタン」となっており、ここを押すと写真を撮影することができます。
ズームをしたい時は上部中央のダイヤル部分を左右にスライドして操作します。
左上の切り替えボタンを押すとインカメラへの切り替えが可能で、その下のボタンでフラッシュのON/OFFの切り替えができるようになっています。
Dispo(ディスポ)で撮影した写真は翌日の朝9時までは確認することができません。
9時になるとアプリから通知が届き、撮影した写真はライブラリ(下タブカメラボタンの隣)から確認が可能となります。
撮影した写真を共有する
撮影した写真は「ロール」を作成して共有することができます。
カメラフィルムアイコンを押すとロール一覧に飛ぶので、そこからロールを作成し写真を追加することで友人や家族などに写真を共有することができます。
Dispo(ディスポ)の将来性について

日本人ライターのMiyataka Tetsuroさん(Twitter)が、DispoのCEOであるDaniel Liss(ダニエル・リス)氏とChief Fun OfficerのDavid Dobrik(デビッド・ドブリック)氏に直接インタビューした記事で2人は、以下のように話しています。
「日本は文化、デザイン、そしてSNSの力が強いと認識しているため、日本ユーザーへの期待値は高い」
話題の次世代写真SNS「Dispo」創業者デビッド・ドブリック氏インタビュー、完璧な世界から抜け出して今を楽しもう
このように日本に向けた好感が高い方が作成していることもあり、今後正式版のリリースとともに人気がさらに拡大することはほぼ間違いないと言えるでしょう。
このツイートにもあるように、Dispoの日本に対する期待は大きく、実際に日本での正式版投入をとても早い段階で行ったことなどから、今後の日本のユーザーを対象としたさらなるサービス改善が期待できます。
日本での人気もさらに拡大していくと思われます。
アプリをインストールした際、最初に流れるアニメーションでは「使い捨てカメラ」が袋から出てくる様子が描かれており、David Dobrik(デビッド・ドブリック)さんが日本の富士フイルムを好んでいることの表れとも見ることができます。
新しい使い捨てカメラアプリで写真をもっと楽しもう!

いかがでしたでしょうか?
今回は、現在Clubhouseと共に話題の写真SNS「Dispo(ディスポ)」についてご紹介しました。毎朝9時に大勢のユーザーがレトロ調の写真をみて哀愁に浸る日はそう遠くないかもしれません。
日本の技術の虜となり、「使い捨てカメラ」の過ぎ去ったブームを現代のシステムで呼び起こしてくれた、親日家である、David Dobrik(デビッド・ドブリック)さん。
そして、一風変わった写真SNS、 Dispo(ディスポ)に今後も目が離せません。
【参考記事】